血圧 気になりませんか?
2017年の厚生労働省の発表では、日本全国での高血圧症は4,300万人いると推計されます。
3人に1人は高血圧症ということになります。
病院やクリニックでは、血圧だけは測っています。この血圧は正確なのでしょうか。
皆様方も、気づいていると思いますが、血圧は測るたびに測定値に誤差が生じます。「まあこんな数値だ」と納得させる場合も多いかと思われますが、時として「えっ、どうしてこんなに高いの」という測定値が出ることがあります。
血圧は、一日のうちに大きく変化します。睡眠、起床、食事、様々なストレス、入浴、運動など行動するたびに変動します。
血圧変動の要因
血圧は常に変動しており、以下の要因に影響されます。
年齢:高齢になるほど血圧が上がります。動脈硬化が要因となります。
性別:男性の血圧は、女性よりも5~10mmHg高いです。
気温:寒冷時では血管が収縮して血圧が上がります。温暖時では血管が拡張して血圧が下がります。
塩分:個人差はありますが、過剰な摂取は血圧上昇につながり、動脈硬化を促進します。
精神状態:緊張や感情の高ぶりなどによって血圧は上がります。
ストレス:ストレスの自律神経に対する影響で血圧が変動します。
喫煙:喫煙は血管を収縮させ、血圧を上昇させます。
飲酒:アルコールは適度であれば、血管を拡張させ血圧が下がります。
日内変動:血圧は1日のなかで日内変動があり、起床前~起床後に血圧が上がり、夕方から夜にかけて血圧が下がります。さらに睡眠中の血圧が最も低くなります。これらは自律神経の影響によると思われます。
血圧を正確に測るには
1.測定時間朝 : 起床後の1時間以内に排便後、服薬前に測定する。
晩 : 就寝前
どちらも椅子に座り、安静にして数分間待ってから測定する。
2.測定位置
肩とひじの間
心臓と同じ高さで測定するのが、一番安定します。
3.測定回数
朝、晩2回 出来るだけ同じ時間で測る。
複数回測定し、平均値を出す場合もあり。
2020年08月25日 09:58