マスクが花盛り・・・効果は?
ウレタンマスクの効果はどうなのか
昨年、理化学研究所がスーパーコンピューター「富岳」のシュミレーションでの効果の比較がされ、ウレタンマスクや、布マスクは不織布マスクに比べて、飛沫の遮断性能が劣るとの実験結果を発表しました。しかし理化学研究所の担当者は「フェースシールドやマウスガードほどではなく、特徴の差で使用をしないでという意味ではない」と強調していました。
インターネット上では、ウレタンマスクに対して、「効果皆無」や「近寄るな」といった過激な「ウレタンマスク警察」という主張も増えてきています。
マスクやフェースシールドの効果
専門家の意見は
マスクの効果的な着用法を研究する「環境管理センター」の飯田裕貴子技術部長は「どれも一般的な使用なら問題がない」との回答でした。「密な場所や病院など、より注意が必要な場所では不織布マスクを、換気の良い場所で長時間使う場合はウレタンマスク」と使い分けることが望ましい。
むしろ鼻を覆わないなど「誤った使用方法で性能は大幅に低下します。材質より正しく使用するほうが最も大事」と強調していました。
ただ、ウレタンマスクは、多くの商品で洗濯回数の制限がなされています。メーカーの担当者は「何度も洗うと、フィルターの能力が落ちる。見た目がきれいでも洗濯回数の制限を守ってほしい」とのことです。
大島薬局では、布マスクやウレタンマスクの顔に当たる部分に、不織布のガーゼを当てることを推奨しています。これ1枚で「吐き出し飛沫」も「吸い込み飛沫」もカットされると思います。
2021年02月06日 16:18