正しく知ろう! 新型コロナワクチン
5月24日から新型コロナワクチンの大規模接種が始まりました。
一部において、ワクチン接種予約の混乱は見られますが、政府は7月までに「65歳以上の高齢者接種」を完了し、「1日100万回」接種の体制を作ると、新型コロナ収束に向けてのワクチン接種に全力で取り組んでいます。
その一方で、まだワクチン接種に消極的な人々がいることも事実です。感染の拡大を食い止めるために、積極的にワクチン接種をしていただきたいと思い疑問点をQ&Aで示したいと思います。
Q 年齢によってワクチンの効果や副反応に違いはありますか?
A 今回のワクチンは、高齢者に対して高い発症予防効果があるとされています。厚生労働省は、痛みなど注射した部分の局所の副反応も、発熱や倦怠感、頭痛などの全身性の副反応も、若年層より高齢者のほうが少し頻度が低いことがわかっています。
Q 認知症等で本人に接種の意思を確認することができない場合、家族が同意書を書いてもいいですか?
A 状況に応じて、家族やかかりつけ医、高齢者施設の従事者などの協力を得て、本人の意向を丁寧にくみ取り、意思確認を行うことが大切です。厚生労働省は、本人が接種を希望していても自署が困難な場合は、家族の方等が代筆することは可能との見解です。
Q なぜ、筋肉注射なのですか?
A 皮下注射より筋肉注射のほうが、ワクチンの成分が素早く吸収されるとされます。日本医師会は、筋肉は血流が豊富で免疫にかかわる細胞が多く存在するため、ワクチンによる免疫を獲得しやすいと説明しています。なお、筋肉注射の痛みには個人差があるとされています。
2021年05月24日 15:55